原因
敗血症性ショックは、感染症を原因として引き起こされます。感染症の原因となる病原体としては、細菌やウイルス、真菌、寄生虫などを例に挙げることができます。同じ病原体であっても患者さんによっては重症化しやすいことも知られています。たとえば、糖尿病や悪性腫瘍(がん)を抱えている方は感染症が重症化しやすいです。
敗血症性ショックは感染症の中でも重篤な状態です。敗血症性ショックでは、炎症性サイトカインと呼ばれる物質が大量に体内で生産されるようになります。その結果として、血圧の低下や血管損傷などが引き起こされ、さまざまな症状が出現していると想定されています。
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