症状
敗血症性ショックでは、それぞれの感染症の症状に関連した症状がみられます。発熱や倦怠感、食欲低下などの全身症状に加えて、喉の痛み、腹痛、吐き気や嘔吐、頭痛などの症状がみられることがあります。
敗血症性ショックは、感染症の中でも重篤な状態です。初期段階では手足が温かい時期がありますが、時間が経過するとともに手足が冷たくなります。また、脈拍数の増加や呼吸回数の増加などの症状もみられるようになります。
敗血症性ショックでは、血圧が低下することも特徴のひとつです。このことと関連して、脈拍を触れにくい、意識状態が悪くなり朦朧となる、尿が出にくくなるなどの症状が現れます。全身の血管障害も引き起こされ、出血のしやすさや臓器障害が進行することも懸念されます。また、積極的な治療を行っても病状が悪化し、最悪の場合には命にかかわることもあるため注意が必要です。
医師の方へ
「敗血症性ショック」を登録すると、新着の情報をお知らせします