治療
新生児乳児消化管アレルギーの治療の原因は、原因となる食物を避けることです。牛乳由来のタンパク質に対してアレルギー反応を起こしていることが多いため、まずは人工乳を中止し、母乳を開始することで症状の変化を見ることになります。母体が乳製品を摂取すると、それに呼応する形でお子さんに症状が出現することもあるため注意が必要です。母乳にはカルシウムが不足しがちですので、カルシウムサプリメントも補給することがあります。
母乳が使用できない場合、もしくは母乳でも症状が出現する場合などには、よりアレルギー反応が出現しにくいように処理してある「加水分解乳」や「アミノ酸乳」が使用されることになります。しかし、これらの中にはビオチンを始めとした一部必須栄養素が不足しているため、とうもろこしでんぷんやサプリメントなどの形で別途補充する必要があります。
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