検査・診断
新生児肝炎は、黄疸をきっかけとして病気が疑われます。血液中の黄疸成分は「ビリルビン」と呼ばれる物質になりますが、なかでも「抱合型ビリルビン」が上昇していることを血液検査で確認します。
新生児肝炎の診断に際しては、肝内胆汁うっ滞を来しうる他の病気を除外することが必要です。サイトメガロウイルス感染症を代表とするウイルス性疾患でも肝内胆汁うっ滞を来しますし、Alagille症候群と呼ばれる遺伝性疾患でも類似の症状を呈します。また、一部の先天性代謝疾患でも同様です。
こうした疾患を除外するために、血液検査(ウイルス抗体のチェックや代謝産物測定、遺伝子検査など)や画像検査、肝生検などが行われます。
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