検査・診断
新生児肝炎が疑われるときは、以下のような検査が必要となります。
血液検査
肝機能(AST、ALTといった肝酵素など)、黄疸(直接・間接ビリルビン)、胆汁うっ滞*(γ-GTP、LAPなど)、血液凝固系(PT、APTTなど)といった血液検査が必須です。原因を調べるために各種ウイルス検査を行うこともあります。
そのほか、肝機能が低下する代謝性疾患、内分泌疾患などを鑑別するために、血液検査に加えて尿検査などが必要になることもあります。
*胆汁うっ滞:胆汁がつくられて分泌されるまでの過程に異常が生じ、胆汁の成分が体の中に蓄積されること。
画像検査
肝臓や胆嚢などに何らかの病気がないかを調べるために、超音波やMRIなどを用いた画像検査を行うこともあります。
肝生検
皮膚から肝臓に針を際して組織を採取し、顕微鏡で詳しく調べる検査です。血液検査や画像検査のみでは診断が難しい場合に行われることがあります。
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