ししゅうのうよう

歯周膿瘍

最終更新日:
2024年07月10日
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2024/07/10
更新しました
2017/04/25
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治療

歯周膿瘍の治療方法には、ドレナージによる排、抗菌薬の投与、歯周病治療、原因歯の抜歯があります。

ドレナージによる排膿

抜歯が適応となる場合を除き、歯周膿瘍では排膿処置が第一選択となります。膿瘍が生じている部位の歯肉粘膜を切開して膿を排出するほか、歯周ポケット内の洗浄を行います。

抗菌薬の投与

歯周膿瘍からの排膿が難しい場合は、ミノサイクリン塩酸塩を含んだ軟膏を歯周ポケット内に注入することもあります。

また、十分な排膿経路が確保できず、広範囲が腫れていたり、発熱などの全身症状を伴ったりしている場合には、抗菌薬の全身投与が行われます。全身投与で使用される抗菌薬としては、ペニシリン系、リンコマイシン系、マクロライド系などがあります。

歯周病治療

ドレナージによる排膿や抗菌薬による治療は膿瘍に対して行われる処置で、再発を予防するためには原因を除去することが必要です。そのため、歯周ポケット内の歯石の除去(スケーリング)や歯根の研磨(ルートプレーニング)など、必要に応じて歯周外科療法を行うことが検討されます。

抜歯

歯周膿瘍では、発症した歯の歯周組織の破壊が急激に進むことがあり、そのような場合は抜歯が必要となります。

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