どくじゃこうしょう

毒蛇咬傷

最終更新日:
2020年08月31日
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2020/08/31
更新しました
2017/04/25
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治療

ヘビに咬まれたときには、患部の腕や足をなるべく動かさないようして、すみやかに医療機関を受診しましょう。水がある場合は、咬まれた部分を流水で洗浄します。また腫れている場合は、その範囲にマーキングをして腫れの進行がわかるようにします。
毒を出す目的でご自身で患部を切開することは、感染症などを引き起こす危険性があるため避けたほうがよいとされます。

咬んだヘビが既に死んでいる場合には、写真などを撮影しておくと、医療機関でヘビの種類を見極めるために役立ちます。特にヘビの目のかたちなどがわかるものが有用です。ただし、危険をおかしてまでヘビの外見がわかる写真などを用意する必要はありません。

医療機関における治療は下記になります。

  • 駆血や消毒液を使った洗浄、切開や吸引などにより、毒が吸収されることを阻止します。
  • 輸液療法:浮腫により脱水が起こることがあるため、重要な治療とされます。
  • 抗毒素血清の投与:咬まれたヘビの種類に対応した抗毒素血清(抗マムシ血清やハブ抗毒血清など)を投与します。血清投与によるアレルギー反応を予防する目的で、ステロイドや抗ヒスタミン剤が用いられることもあります。

また、状況に応じて、このほかの薬剤投与を選択することもあります。

  • 感染予防:抗菌薬や破傷風を予防する薬を投与します。など

顕著な腫脹が起こっており、知覚障害や運動障害、末梢循環障害が現れているときには、筋組織の壊死を防ぐために減張切開※を行なうことがあります。
※圧を下げることを目的とした、皮膚や皮下組織などの切開

このほか、呼吸循環の管理や、生じている症状に応じた対症療法が行われます。
 

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