治療
無月経の治療は、原発性無月経と続発性無月経のどちらであるか、また患者の希望によって異なります。
原発性無月経
原因に応じて手術治療やホルモン療法などを検討します。
たとえば、処女膜や腟が閉鎖しているために無月経となっている場合には手術治療を、ホルモン系統に異常が生じている場合にはホルモン療法を検討します。
治療によって二次性徴を促し、定期的に月経が来て妊娠・出産できる体を目指しますが、原因によっては対応が困難なケースもあるため精神的なサポートも大切です。
続発性無月経の場合
無理なダイエットや肥満、ストレス、環境の変化などが原因であれば、ホルモン療法とカウンセリングを組み合わせます。下垂体腫瘍などの病気が原因で生じている場合は、病気に対する治療を行います。
妊娠をすぐに希望している人に対しては、排卵誘発薬による薬物療法を行い、妊娠を促すこともあります。
患者の年齢や希望に応じて治療内容が異なる場合もある
無月経に対する治療は年齢や希望によって方針が異なる場合もあります。
たとえば、思春期や閉経前後は生理の周期が乱れやすい傾向にあるため、このような場合には積極的な治療を行わずに様子を見て、症状に対する治療を検討します。
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