治療
猩紅熱は、抗生物質を用いて治療されます。抗生物質を内服することで、猩紅熱の症状そのものを抑制することができ、リウマチ熱など合併症の一部を予防できると考えられています。さらに、抗生物質を内服し、一定時間経つと、A群溶血性連鎖球菌を他人に移してしまう危険性も減るといわれています。
使用される抗生物質は、ペニシリン系のものが主要です。ペニシリンに対するアレルギーを持つ方には、マクロライド系と呼ばれる抗生物質が選択されることもあります。いずれの場合でも、しっかりとA群溶血性連鎖球菌を除菌することが重要であり、症状が消失してからも処方された抗生物質を中断せず飲みきることが重要です。また、咽頭痛や発熱に対して解熱鎮痛剤が用いられることもあります。
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