症状
A群溶血性連鎖球菌に感染すると、2~5日の潜伏期間を経て感染症状が現れます。
咽頭炎・扁桃炎症状
猩紅熱は、急激な発熱と咽頭炎・扁桃炎にともなう喉の痛みからはじまることが多くあります。扁桃には膿が付着し、吐き気や嘔吐、腹痛などの消化器症状をともなうこともまれではありません。
皮膚症状
こうした咽頭炎、扁桃炎症状が出現してからおよそ1日後に皮膚症状が現れます。皮膚の発疹は小さく点状で赤みを帯びており、触れると紙ヤスリのようなザラザラした感触をしているといわれています。全身のなかでも特に腋窩(わきの下のへこんだ部分)や鼠径部に認めることが多く 、逆に鼻の下、特に口の周り、手のひらや足の裏などに発疹を認めることは少ないとされます。
また、舌には「イチゴ舌」と形容されるようなぶつぶつが出現することもあります。こうした発疹は1週間ほどで治まりますが、3~4週ほど経過すると、顔面や手のひらの皮膚、指先の皮膚がめくれるようになります。
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