ひふしんきんしょう

皮膚真菌症

最終更新日:
2024年10月23日
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2024/10/23
更新しました
2018/07/18
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治療

皮膚真菌症には抗真菌薬を用いた薬物療法が行われます。抗真菌薬には外用薬と内服薬があり、症状や感染部位、原因となる真菌の種類によって選択されます。

皮膚真菌症の中でも、特に発症頻度の高い足白癬や皮膚・粘膜カンジダ症では以下のような治療が行われます。

足白癬の治療

足白癬では、患部に外用抗真菌薬を塗布する治療が行われます。

足白癬は、自覚症状に乏しいことがあるほか家族間で感染を引き起こすことがあります。そのため、症状の程度にかかわらず少なくとも1か月間程度、できれば3か月は抗真菌薬の外用薬を使用する必要があります。

角質増殖型や白癬が爪にまで波及した場合(爪白癬の合併)は、抗真菌薬の内服が考慮されます。

なお、靴下・足マットなどは、通常の掃除や洗濯で十分除菌できます。

皮膚・粘膜カンジダ症の治療

カンジダ症では、外用抗真菌薬を使用した治療が行われますが、患部を乾燥させることが重要です。広範囲、あるいは再発を繰り返す場合は、イトラコナゾールなどの抗真菌薬の内服、外陰部では抗真菌薬の膣剤が必要なこともあります。手指や爪に症状がある場合には湿潤になることで再発を繰り返すため、水仕事などの家事の方法を見直すなど患部を乾燥させる工夫が必要になります。

患部を保護するために傷用テープや絆創膏を貼ると悪化することがあるため、使用は控えましょう。

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