症状
眼窩底骨折では、視力や眼球の動きを担う重要な神経や筋肉、血管などが障害されるため、視覚などに関連する症状があらわれます。眼窩底骨折で第一に認めることの多い症状は複視で、さらに眼球運動の障害と関連して上下左右に眼球を動かしにくくなることもあります。
また筋肉に対しての痛みが迷走神経反射を誘発し、その結果として吐き気や嘔吐、徐脈などの症状を呈することがあります。さらに、目を動かす際に痛みを感じるほか、頬の皮膚感覚が鈍くなったり、鼻水に血が混じったりすることもあります。外傷による眼窩底骨折では、発症後すぐでは眼球が突出しますが、数日たつと眼球陥凹を示すようになります。
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