症状
睡眠時無呼吸症候群の症状の特徴は、睡眠中の強いいびきと無呼吸状態を繰り返すことです。このため、睡眠時無呼吸症候群を発症すると睡眠が浅くなりがちになり、日中の眠気や起床時の頭痛などを引き起こします。また、症状が長期間にわたると日中の倦怠感や集中力や注意力が散漫となり、居眠りなどによって思わぬ事故を起こしやすくなるとされています。
さらに、成人の睡眠時無呼吸症候群では、高血圧や脳卒中、心筋梗塞が起こる危険性が通常より3~4倍も上昇することが分かっています。特に1時間の睡眠中に無呼吸または低呼吸が30回以上ある“重症”タイプでは、心臓や脳の病気になる危険性が5倍にもなることが明らかになっています。
「睡眠時無呼吸症候群」を登録すると、新着の情報をお知らせします
「睡眠時無呼吸症候群」に関連する記事
“いびき”は病気のサインかも? 放置するとリスクが伴う睡眠時無呼吸症候群とは神戸市立医療センター中央市民病院 呼吸器内科立川 良 先生
その日中の眠気、原因は睡眠時無呼吸症候群かも? ――病気を疑う症状と治療について京都大学医学部附属病院 呼吸器内科 特定助教村瀬 公彦 先生
睡眠時無呼吸症候群に関するQ&A——これから検査や治療を受ける方へ藤田医科大学 ばんたね病院 耳鼻咽喉科 教授中田 誠一 先生
睡眠時無呼吸症候群を疑う症状と検査――成人・小児の閉塞性睡眠時無呼吸を中心に解説太田総合病院記念研究所 太田睡眠科学セン...千葉 伸太郎 先生
睡眠時無呼吸症候群を治療せずにいるリスク――閉塞性睡眠時無呼吸と生活習慣病の関連性奈良県立医科大学 医学部看護学科 臨床病...山内 基雄 先生





