すいみんじむこきゅうしょうこうぐん

睡眠時無呼吸症候群

同義語
SAS
最終更新日:
2024年02月01日
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2024/02/01
更新しました
2020/05/15
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2017/04/25
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原因

睡眠無呼吸症候群は、睡眠中の無呼吸の原因によって“閉塞性睡眠時無呼吸(へいそくせいすいみんじむこきゅう)(OSA)”と“中枢性睡眠時無呼吸(CSA)”に分類されます。それぞれの詳しい原因は以下の通りです。

閉塞性睡眠時無呼吸

睡眠中に空気の通り道である上気道が狭くなったり、一時的に閉塞したりすることによって発症します。

上気道が狭くなったり閉塞したりする主な原因は、肥満による首や喉周りの脂肪です。首周りの脂肪は仰向けの状態で横になると重力にしたがって気道を圧迫するため、上気道のスペースが狭くなります。

そのほかにも生まれつき舌や扁桃、アデノイドが大きかったり顎自体が小さかったりすることで、横になると舌根沈下(舌の根元が喉に垂れ下がって上気道が狭くなる)などが生じやすくなることも大きな原因となります。

成人の睡眠時無呼吸症候群は肥満によるものがほとんどですが、小児では生まれつきの身体的特徴が原因になることもあります。

そのほかにも慢性的な鼻炎鼻中隔弯曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)など、鼻の病気によって空気の通り道が狭くなることも原因として挙げられます。

また最近の研究では、中等症以上の発症頻度が閉経前の女性で1.5%、閉経後は9.6%と、閉経後に閉塞性睡眠時無呼吸の発症リスクが上がるという報告もあり、これらが肥満症高血圧症などの基礎疾患と重なることで、さらに発症頻度が上昇すると考えられています。

中枢性睡眠時無呼吸

脳、神経の中で呼吸をつかさどる延髄の“呼吸中枢”の異常によって、正常な呼吸運動ができなくなり発症するタイプです。

はっきりとした発症の原因は分からないことも多いですが、心不全腎不全を発症しているケース、脳梗塞脳出血の後遺症、生まれつき脳に形質異常があるケースなどで発症しやすいとされています。

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