治療
突き指の治療法は重症度や損傷を受けた部位によって大きく異なります。
軽度の靱帯損傷のみの突き指であれば患部を安静にして、痛みに対して鎮痛薬を使用するなどの対症療法で自然と改善していきます。一方で、腱断裂、骨折、脱臼などが生じている場合は副木固定や手術が必要になります。
具体的には、上述した腱性槌指の場合は、患部の指を伸ばした状態で6週間ほど固定して断裂した腱が元に戻るのを促す治療が必要です。また、骨折や脱臼を伴う場合は、できるだけ早い段階で整復して骨折部を固定するための手術が行われることがあります。
応急処置
スポーツ中などに突き指になった場合は、早急な応急処置が必要です。基本的には患部を安静にして氷水などで冷却し、内出血や腫れを防ぐために包帯やサポーターなどで患部を圧迫します。そして、患部を心臓より高い位置に挙上しておきましょう。
突き指はよくみられる外傷ではありますが、上述したように骨折や脱臼などを伴うこともあるため、軽く考えずに医師の診察を受けることも大切です。
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