症状
細気管支炎の症状は、病気のタイプによって大きく異なります。
乳幼児によくみられる感染症が原因の細気管支炎は、微熱・咳・鼻水などの軽いかぜ症状から始まり、数日経過すると細気管支に炎症が及ぶことで咳が強くなり、ゼイゼイとした呼吸をするようになります。そしてさらに悪化すると、呼吸がしにくくなり、嘔吐や脱水などを伴うこともあります。特に生後2か月未満では短時間呼吸が止まることがあるため注意が必要です。
一方、成人に発症するびまん性汎細気管支炎や閉塞性細気管支炎は、上述したような急激な症状の悪化はありません。しかし、細気管支の慢性的な炎症と壁の変化によって細気管支が狭くなり息苦しさを自覚するようになります。また、咳や痰が持続するのも特徴であり、進行すると感染症にかかりやすくなるのも特徴です。ただし、閉塞性細気管支炎では痰がないこともまれではありません。
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