検査・診断
妊娠中に羊水量を直接調べることはできません。そのため、超音波検査により羊水量を推測し、診断します。超音波検査では、羊水ポケットや羊水指数(AFI)を調べることが一般的に行われています。
羊水ポケット
超音波プローブを子宮に垂直に置いて、子宮内側と胎児との間に接するように描いた円の直径を羊水ポケットと呼んでいます。2cm以上8cm未満が正常範囲で、2cm未満を羊水過少、8cm以上を羊水過多と診断します。
羊水指数(AFI)
子宮を正中線と臍の高さで上下左右に4分割し、それぞれの領域の最大羊水深度の合計を〇〇cmで表した指標です。5以上25未満が正常範囲です。
羊水過多と診断された場合、その原因検索を行います。原因となりうる疾患を念頭に置いて、胎児スクリーニングや母体の糖代謝異常の検査を行います。
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