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じょうみゃくりゅう

静脈瘤

最終更新日
2018年09月14日
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2018/09/14
掲載しました。

概要

静脈瘤とは、静脈がこぶのように膨れてしまうことを指します。静脈瘤が生じる部位としては、下肢や精巣周辺、食道、胃などを例に挙げることができます。

症状は静脈瘤が生じた部位に応じてさまざまですが、下肢に生じた場合には、足のだるさやこむら返り、皮膚の隆起などを認めることがあります。

治療も病変部位により異なり、手術が必要となる場合もあります。

原因

静脈瘤は、生じる部位によって原因が異なります。

下肢静脈瘤

立ち仕事をする方に多くみられます。

静脈には弁が備わっており、血液が重力に逆らって心臓に戻るような構造をしています。また、ふくらはぎの筋肉が収縮することも、血液が心臓に戻るためには重要です。

長時間立った状態でいると、弁や筋肉が正常にはたらかなくなり、静脈瘤が生じます。

精索静脈瘤

精巣近傍に生じる静脈瘤を指します。この場合にも、静脈の弁機能の低下が原因となることがありますが、腎静脈付近での解剖学的な異常が原因となることもあります。

胃食道静脈瘤

肝硬変が原因となります。肝硬変はC型肝炎ウイルスやB型肝炎ウイルス、アルコールなどにより生じます。

症状

症状は、静脈瘤が生じる部位によってさまざまです。

下肢静脈瘤

皮膚が盛り上がり、足のだるさやこむら返りなどの症状が現れます。また、潰瘍が形成されたり、エコノミークラス症候群の発症につながったりすることもあります。

精索静脈瘤

陰嚢周辺の血管が隆起することがあります。また、不妊症につながることもあります。

胃食道静脈瘤

静脈瘤そのものによる症状はありませんが、静脈瘤からの出血があると、吐血やタール便、血圧低下、意識障害などを生じることがあります。

検査・診断

下肢静脈瘤

皮膚の隆起の確認や、ドプラー血流計による検査、カラードプラー検査、容積脈波検査などが行われます

精索静脈瘤

病変部位の見た目の変化を確認します。お腹に力を加えたときに生じる変化も確認されます。また、CT検査でお腹の血管を観察することもあります。

胃食道静脈瘤

上部消化管内視鏡検査胃カメラ)により静脈瘤を観察します。また、肝硬変の状態を評価するために血液検査や超音波検査などが行われます。

治療

静脈瘤では、病変部位に応じた治療が行われます。

下肢静脈瘤

ストッキングなどによる圧迫療法、静脈内に硬化剤を注入する治療、手術などが行われます。

精索静脈瘤

不妊症につながる疾患であるため、手術が行われます。

胃食道静脈瘤

上部消化管内視鏡(胃カメラ)による硬化療法や結紮(けっさつ)術が行われることがあります。出血時には緊急の治療が必要とされます。

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