原因
成人の場合、肩関節の脱臼に次いで多い脱臼は、外傷性の肘関節脱臼といわれています。外傷性肘関節脱臼の大半は、転んだとき、肘を伸ばして地面に手をつくことで起こる肘関節後方脱臼です。このほか、スポーツ活動中の衝突や交通事故、転落などが外傷性の肘関節脱臼のきっかけとして挙げられます。肘関節脱臼は単独で起こることもありますが、骨折や靭帯損傷といった合併症がみられることもあります。
肘内障は、前腕の外側にある橈骨の上端部分(橈骨頭)が、輪状靭帯から抜け出ることで起こります。肘内障は2歳から4歳頃の幼児に多く、保護者の方が手をつないで歩いているお子さんの手を強く引っ張った際などに起こる例が典型的です。
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