検査・診断
視診にて皮膚炎の外観や拡がりを確認します。また、分泌物を採取して細菌培養や真菌培養を行い、原因菌を特定します。
帯状疱疹や肛門パジェット病との鑑別が必要な場合は、そのほかの検査も検討されます。帯状疱疹は、肛囲皮膚炎と同様の丘疹を生じますが、分布が左右どちらかに偏在しているため鑑別は比較的容易です。
パジェット病は皮膚にできるがんの一種で、多くは乳房に発生します。まれに外陰部や肛門に生じることがありリンパ節転移などを起こすことがあります。肛門パジェット病は、組織を採取して病理検査をおこない鑑別します。
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