症状
股部白癬の主な症状はかゆみを伴う発疹です。かゆみは強いことが多く、かきすぎて表面をかき破ってしまい、痛みを伴うことがあります。
発疹は赤く少し盛り上がってだんだん環状に広がってきます。この環状に赤くなった部分に角質がはがれたもの(鱗屑)が付いてきます。環状の発疹が広がると中心部は炎症が治まりますが、皮膚が少し硬くなり、色素沈着がみられ、うす黒くなります。鼠径部、下腹部、臀部、太ももの内側へと広がる場合がありますが、陰嚢はあまり侵されることはありません。陰嚢がかゆい場合の多くは陰嚢湿疹で、下に述べる検査法で菌も見当たりません。
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