はいあすぺるぎるすしょう

肺アスペルギルス症

最終更新日:
2024年07月30日
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2024/07/30
更新しました
2018/06/28
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原因

肺アスペルギルス症は、空気中のアスペルギルスの胞子を吸い込むことが原因で発症します。肺アスペルギルス症には3つの病型があり、それぞれの特徴は以下のとおりです。

慢性肺アスペルギルス症

慢性肺アスペルギルス症は、肺結核慢性閉塞性肺疾患(まんせいへいそくせいはいしっかん)COPD)、気管支拡張症などの肺疾患がある人に発症しやすい病気です。これらの病気は肺の内部に空洞をつくり、肺の構造を変化させます。そうして異変が生じた部位に、アスペルギルスの胞子が入り込むことで慢性肺アスペルギルス症を発症します。長期間にわたってゆっくりと進行するのが特徴です。

アレルギー性気管支肺アスペルギルス症

アスペルギルスに対してアレルギー反応を起こすことが原因で発症します。気管支喘息の持病がある人に発症することが多いのが特徴です。環境中のアスペルギルスの胞子を吸い込むことで肺や気管支にアレルギー反応が生じ、呼吸器の症状を引き起こします。

侵襲性肺アスペルギルス症

免疫機能が著しく低下している場合に発症しやすい病気です。具体的には免疫抑制作用のある抗がん薬を投与している人、骨髄移植によって免疫が抑制されている状態の人などが挙げられます。比較的病気の進行が速いため、無治療のまま時間が経過すると呼吸困難など命に関わる状態になることがあります。

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