症状
胎便吸引症候群では、出生直後から呼吸障害を認めます。具体的には、多呼吸やうなり声、鼻を広げる尾翼呼吸、肋骨と肋骨の間がへこむ陥没呼吸、あえぎ呼吸、チアノーゼなどです。
また、へその緒や顔面、体の表面には緑色の胎便を認めることがあります。呼吸の状態が悪い場合には、気管にチューブを入れ人工呼吸管理になることもあります。その際、気管の中から胎便の排泄を認めることもあります。
胎便吸引症候群では、緊張性気胸と呼ばれる非常に重い合併症を併発することもあります。
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