羊水が胎便によって濁っていて、出生後に呼吸困難などを認める場合には、胎便吸引症候群が疑われます。実際の診断は、胎児の呼吸状態、気管挿管チューブからの胎便吸引、胸部X線検査での肺過膨張などの所見から行われます。
このほか、細菌性肺炎などほかの病気と鑑別するため、血液を採取しての炎症反応のチェックや、血液や気管内吸引物に細菌がいるかの検査(培養)などを行うこともあります。新生児遷延性肺高血圧の有無を確認するため心臓超音波検査も行います。
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