原因
胚細胞腫瘍の原因は、現在のところ明確には解明されていません。
胚細胞腫瘍自体は、胎児の頃に見られるさまざまな組織や臓器のもととなる“原始胚細胞”が体内に残り、それががん化することによって発症すると考えられています。しかし、どのようなメカニズムで“原始胚細胞”が体内に残り、それががん化するのかは明らかになっていません。
一方で、現在では多くの研究により、胚細胞腫瘍を発症した人に高頻度で遺伝子や染色体の異常がある場合も報告されています。このため、胚細胞腫瘍は遺伝子や染色体変異により発生している考えもあり、精巣胚細胞腫瘍など一部の胚細胞腫瘍と関連する遺伝子・染色体の変異が報告されているものもあります。
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