症状
脂漏性皮膚炎の症状は頭皮、髪の生え際、耳の後ろ、耳の中(外耳道)、眉、鼻の周り、胸、腋の下、背中の上部などの皮脂分泌が盛んな部位や、こすれて刺激が加わる部位に現れます。鱗屑と呼ばれる皮が剥けてカサカサとした病変と赤みが特徴で、フケのようにぼろぼろと落ちることもあります。
乳児と成人では異なる特徴がみられ、乳児型では生後2~4週頃から生え際や眉毛、おでこを中心に黄味がかったかさぶたや赤い吹き出物のような病変がみられることもあります。一方、成人型では頭部のフケが多くなり、場合によっては牡蠣の殻のような形状の固いかさぶたが頭部全体にみられることもあります。
脂漏性皮膚炎そのものは脱毛の原因となりませんが、悪化すると頭皮の環境が悪くなることで薄毛や脱毛につながることもあります。
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