ちょうじゅうせきしょう

腸重積症

同義語
腸重積
最終更新日:
2023年03月28日
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2023/03/28
更新しました
2017/04/25
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治療

腸重積症では発病から24時間以内であれば、ほとんどの場合、肛門から造影剤または空気を注入して圧をかけることで腸重積症を元の状態に戻すことが可能です(非観血的整復術)。

この治療で整復できない場合や、発病から24時間以上経過している場合、腹部超音波検査で重積している部分の血流が少ない場合、患者さんの全身状態が悪い場合などでは、手術によって外科的に整復することになります(観血的整復術)。

手術では重積した腸を手で直接戻します。しかし、重積の解除ができない場合や、解除後に血行障害が強い場合には腸の切除が必要になります。

このような治療によって腸重積症が解除されますが、治療後に再発してしまうこともあります。再発率は非観血的整復術で約11%、観血的整復後で約4%、腸重積整復後全体では約10%とされ、多くは整復後すぐに再発します。そのため、整復後は最低でも24時間の入院が必要です1

また、よくなった後しばらくしてから再発を起こすこともあるため、しばらくは様子を見ておき、発症当時の症状がみられたら早めに病院を受診することが大切です。

参考文献

  1. 日本小児救急医学会ガイドライン作成委員会(編).一般社団法人 日本小児救急医学会(監).エビデンスに基づいた小児腸重積症の診療ガイドライン.へるす出版,2012,p74

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