こうがしゅ

膠芽腫

同義語
グリオブラストーマ
最終更新日:
2022年11月29日
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2022/11/29
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2021/06/02
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2020/07/27
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2017/04/25
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治療

膠芽腫の治療では、手術治療・放射線治療・化学療法を組み合わせた治療が行われることが一般的です。また、場合によっては交流電場腫瘍治療システムが併用されることもあります。

前述のとおり、病理検査をして診断を行うためには手術が必要となるため、初回治療としてまずは手術を検討します。その後、確定診断をもとに放射線治療や抗がん剤による化学療法の治療方針を決定します。

手術治療

膠芽腫など脳腫瘍の手術治療では、病理検査を行うとともに脳の機能を温存しながらできる限り腫瘍を取り除く治療が行われます。

しかし、実際には正常な脳組織に腫瘍が浸潤しており、全摘出が困難な場合もあります。無理に腫瘍を取りきろうとすると、脳の機能を損ない神経学的な後遺症が引き起こされることがあります。そこで、手術中に麻酔から覚醒して脳機能を確認しながらできるだけ腫瘍を摘出する“覚醒下開頭腫瘍摘出術”が行われることもあります。

放射線治療、化学療法

手術時の病理検査の結果や手術の際に確認した腫瘍の状態などから、放射線治療や抗がん剤による化学療法をあわせて行うことがあります。放射線治療・化学療法は再発を防ぐことを目的に行われることが一般的です。

交流電場腫瘍治療システム(TTF)

交流電場腫瘍治療システムとは、2017年に保険収載となった比較的新しい治療方法です。

医療装置を用いて脳内に電場を発生させ、腫瘍が増えてしまうことを防ぐ治療です。腫瘍の成長速度を遅め、再発するまでの期間を長くすることができます。手術で膠芽腫の確定診断がつき、放射線治療や化学療法を行った後の患者さんに対して行われます。

対症療法

積極的な治療介入を行った場合でも、膠芽腫の生命予後は非常に厳しいといわれています。

たとえば、年齢的な要素、治療開始前の症状などによっては、治療による効果が十分期待できないケースもあります。このような場合には、積極的な治療介入を行うのではなく、対症療法が選択されることもあります。

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