検査・診断
膠芽腫の診断では、画像検査と病理検査が実施されます。
画像検査
画像検査では頭部MRI検査が行われることが一般的です。MRI検査とは磁気を用いて、体のさまざまな部分の断面図を撮影する検査です。
膠芽腫などの脳腫瘍の場合、頭部MRIの画像を通して腫瘍が脳のどこに位置しているのか、どの程度の範囲に広がっているのかなどを確認します。
また、MRIとは異なる情報を得る目的で頭部CT検査が行われることがあります。たとえば、CT検査では同じ脳腫瘍の一種でよりグレードの低い乏突起神経膠腫の特徴である石灰化が鮮明に確認できることがあります。
病理検査
実際の脳腫瘍の組織の一部を採取し、顕微鏡で確認する病理検査は治療上必須の検査と考えられています。
脳腫瘍は150種類もの分類があり、病理検査を行わない限り最終的な診断ができません。脳腫瘍の組織を採取するためには手術を受けることが必要となり、術中の病理検査ではじめて診断がつくことになります。
病理検査では膠芽腫の診断のほか、どのような遺伝子異常が存在するかを確認することが可能です。
遺伝子検査
がんの遺伝子検査とは、がん細胞にどのような遺伝子異常が生じているか調べる検査です。どのような遺伝子異常が生じているかが分かることによって、より効果のある治療薬を選ぶことができる可能性があります。
しかし、現段階では遺伝子の異常が分かったとしても、それに対応する治療薬がないという場合もあります。現在はさまざまな治療薬の開発が行われている最中です。
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- 手術療法 ※1
- ※1 *術前検査にて三次元画像を作成し手術後の神経症状の悪化を予防。また、薬剤を用いて神経症状の軽減化に寄与している。 *術中はリアルタイムに三次元表示を確認しながら手術を行う。 *術後は自施設内で腫瘍組織の遺伝子検査を行い、抗がん剤の効果予測に基づいた化学療法と放射線治療を行う。
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*患者様に合わせて治療法を選択し、QOLの改善を重要視した治療を行う。 *原発巣治療科と連携し、脳転移の早期発見・早期治療を実施。
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