クリップする
URLを入力して
記事をクリップしましょう
指定された URL のページが見つかりません
Nerve
神経膠腫
神経膠腫(しんけいこうしゅ)(グリオーマ)とは、脳や脊髄(せきずい)を構成するグリア細胞と呼ばれる細胞から発生する腫瘍(しゅよう)です。神経膠腫の大部分は脳内にできるため、脊髄にできるのは非常に...
クリップに失敗しました
クリップ とは
記事にコメントをつけて保存することが出来ます。検索機能であとで検索しやすいキーワードをつけたり、読み返し用のメモを入れておくと便利です。
また、記事を読んで疑問に思ったこと、わからないことなどをコメントに書き、「医療チームのコメントを許可する」を選んで頂いた場合は、医師や看護師が解説をメールにてお送りする場合があります。
※ クリップ内容は外部に公開されません
神経

神経膠腫しんけいこうしゅ (別:グリオーマ)

更新日時: 2017 年 04 月 25 日【更新履歴
更新履歴
2017 年 04 月 25 日
掲載しました。
閉じる

概要

神経膠腫(しんけいこうしゅ)(グリオーマ)とは、脳や脊髄(せきずい)を構成するグリア細胞と呼ばれる細胞から発生する腫瘍(しゅよう)です。神経膠腫の大部分は脳内にできるため、脊髄にできるのは非常にまれです。

神経膠腫は元になる細胞によって種類が異なり、悪性度によって4段階のグレードに分類されています。グレードによって生存率は異なりますが、すべての神経膠腫は脳実質内を浸潤(まわりに広がっていくこと)して成長するため、正常組織との境界がわかりづらく、手術で全摘出することは困難であると考えられています。

原因

脳や脊髄には数多くの神経細胞が存在しますが、その神経細胞に栄養を運んだり、安定化させたりするのに必要な細胞がグリア細胞です。脳や脊髄のなかには、情報伝達を行う神経細胞の50倍ものグリア細胞が存在すると考えられており、脳や脊髄の重要な構成要素でもあります。このグリア細胞と呼ばれる細胞から発生する腫瘍(しゅよう)が神経膠腫です。

症状

腫瘍の部位による局所的な症状と、腫瘍が大きくなって脳圧を上昇させることによる症状に分けられます。

局所的な症状

腫瘍ができる部分によって、その部分が司る機能の低下がみられます。

たとえば、大脳では手足の麻痺や言語障害、記憶障害、けいれんなどが生じ、小脳ではめまいなどの平衡感覚の異常が生じます。脳幹に腫瘍ができた場合には、嚥下障害などの脳神経麻痺が起こることがあります。

脳圧上昇による症状

腫瘍が大きくなることで脳圧が上昇し、さまざまな症状が現れます。代表的な症状は、頭痛や吐き気です。また、腫瘍の場所によっては、腫瘍が脳脊髄液の流れを妨害して水頭症を合併し、結果として脳圧が上昇することがあります。

検査・診断

CTやMRIでの画像検査が主体となります。まず、CT検査を行い、次にMRI検査を行うことが多く、一般的にどちらも造影剤が用いられます。また、神経膠腫は画像上、転移性脳腫瘍と非常に似ているため、他の部位に腫瘍がないか全身のCTやPET検査などで確認することもあります。

確定診断のためには手術で腫瘍を取り、組織を病理検査する必要があります。

治療

原則的には手術で腫瘍を取り除く治療が行われます。神経膠腫は脳実質にしみ込むように成長するため、周辺の正常組織との区別がつきにくく、腫瘍を取りすぎると正常な脳組織まで障害してしまうことになります。そのため、全身麻酔後、腫瘍を取り除く段階で患者さんを覚醒させ、言語障害や麻痺が起こらないように、神経障害を確認しながら手術を行う覚醒下手術が行われることもあります。

しかし、腫瘍ができた部位や大きさ、全身状態によっては手術を行えないことがあります。このような場合には、放射線治療と抗がん剤治療が併用して行われます。

また、手術をした場合にも術後に放射線治療と抗がん剤治療がおこなわれることがありますが、3歳未満の小児では、放射線治療により発育障害や知能障害などの後遺症を生じる可能性があるため、手術と抗がん剤治療が優先して行われます。

神経膠腫の記事を読む

もっとみる

神経膠腫の記事にご協力いただいている医師