検査・診断
神経膠腫が疑われる場合は、次のような検査が行われます。
画像検査
脳に腫瘍があるか調べるにはCTやMRIなどの画像検査が必須となります。
脳腫瘍が疑われる場合は造影剤を用いた画像検査が行われます。神経膠腫には造影剤に染まりやすい特徴を持つ腫瘍があるため、診断だけでなく腫瘍の性質を評価するためにも有用です。
脳血管造影検査
足の付け根の太い血管にカテーテル(医療用の細い管)を挿入して脳の血管まで至らせ、造影剤を注入して脳の血流を調べる検査です。身体への負担が大きい検査ですが、腫瘍への血流を調べることができ、治療方針を決める上で大切な検査といえます。しかし、近年では造影CTやMRIなどでも脳の血管の形や走行を詳しく撮影することができるため、それらの検査を優先して行う医療機関が増えています。
遺伝子検査
神経膠腫にはいくつものタイプがありますが、遺伝子や染色体の異常による分類が必須です。そのため遺伝子検査を行うことは正確な診断のために必須で、重要な遺伝子異常の検査は保険診療での解析が可能になってきました。大学病院などの大きな病院だけでなく、一般の病院でも積極的に遺伝子異常の解析を行うことが推奨されています。
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