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こうがしゅ

膠芽腫

別名
グリオブラストーマ
最終更新日
2017年04月25日
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2017/04/25
掲載しました。

概要

膠芽腫とは脳に発生する脳腫瘍のひとつで、非常に悪性度が高いといわれています。 膠芽腫の多くは成人に発生しますが、特に50〜60歳代に多くみられます。

脳の中でもさまざまな部位に生じることがあり、生じた場所によって症状が異なります。また、膠芽腫の腫瘍は、非常に早いスピードで増大をすることが懸念されます。

そのため、短時間のうちに症状・病状が変化することも少なくありません。

 

原因

膠芽腫の原因はほとんどが明らかになっていませんが、なかには、IDH1/2遺伝子と呼ばれる遺伝子異常に関連して発生する膠芽腫もあります。

そのほかにも、神経線維腫症Ⅰ型やLi Fraumeni症候群などといった、生まれつき遺伝子に異常を有する病気に関連して膠芽腫の発症に至ることがあります。

しかし、多くの場合こうした明らかな異常が特定できるわけではありません。

症状

膠芽腫は生じた場所によって異なる症状が現れます。具体的には、手足の運動に関わる部位に膠芽腫が発生すれば、手足の麻痺が生じる可能性があります。また、ものを見る際に重要な場所に発生すれば、ものの見え方に変化が生じます。

脳は各部位に応じて役割が異なるため、このようにさまざまな症状が現れる可能性があります。

また、脳は頭蓋骨によって外力から守られていますが、頭蓋内の空間は比較的限られています。そのため、脳に異常な構造物が形成されることで、限られたスペースである頭蓋内の圧力が異常に上昇し、吐き気や嘔吐、頭痛などの症状が現れることがあります。さらに、正常な脳の活動が阻害されることで、けいれんを起こすこともあります。

検査・診断

膠芽腫の診断では、頭部MRI検査による画像検査が重要です。MRIの画像を通して、腫瘍が脳のどこに存在しているのか、どの程度の範囲に広がっているのかなどを詳細に確認します。

また、組織の一部を顕微鏡で確認するための病理検査も行われます。病理検査を行うことで膠芽腫の診断を行ったり、どのような遺伝子異常が存在するかを確認したりすることが可能です。

検査で得られた情報は、治療方法の決定などにも有益となります。

治療

手術により可能な限り病変部位を全摘出することが試みられます。しかし、実際には正常な脳細胞に浸潤(しんじゅん)(広がること)していることも少なくないため、無理に腫瘍を取りきろうとすると神経学的な後遺症の続発が引き起こされることあり、全摘出が困難なことも多いです。そのため、放射線治療や化学療法も同時に組み合わせた治療が行われます。

積極的な治療介入を行った場合でも、膠芽腫の生命予後は非常に厳しいことも知られています。年齢的な要素、治療開始前の症状などによっては治療による効果が充分期待できないケースもあります。このような場合には、積極的な治療介入を行うのではなく、対症療法的な治療介入が選択されることもあります。

 

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膠芽腫を得意な領域としている医師

  • 埼玉県立がんセンター 脳神経外科 科長兼部長

    • 膠芽腫
      • 手術療法 ※1
      • ※1 *術前検査にて三次元画像を作成し手術後の神経症状の悪化を予防。また、薬剤を用いて神経症状の軽減化に寄与している。 *術中はリアルタイムに三次元表示を確認しながら手術を行う。 *術後は自施設内で腫瘍組織の遺伝子検査を行い、抗がん剤の効果予測に基づいた化学療法と放射線治療を行う。
    • 転移性脳腫瘍
      • 放射線治療
      • 化学療法
      • 手術療法

      *患者様に合わせて治療法を選択し、QOLの改善を重要視した治療を行う。 *原発巣治療科と連携し、脳転移の早期発見・早期治療を実施。

    オーダーメイド治療・技術を駆使した低侵襲治療・チーム医療を信条として