症状
急性膿胸と慢性膿胸では、それぞれ以下のような症状がみられます。
急性膿胸
38℃以上の発熱や咳、胸痛などの症状が現れます。膿が多くたまっている場合は、肺が圧迫されるため呼吸困難を伴うことがあります。
慢性膿胸
急性膿胸と異なり、慢性膿胸の多くは発熱や咳といった症状は現れません。しかし、炎症が長引くことで胸腔内にフィブリンが出現し、胸膜を覆う“被膜”と呼ばれる膜を形成します。被膜は次第に厚くなり、呼吸による肺の膨張を妨げるため呼吸困難に陥る場合があります。
医師向けの専門的な情報をMedical Note Expertでより詳しく調べることができます。