のうきょう

膿胸

最終更新日:
2023年05月02日
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2023/05/02
更新しました
2017/04/25
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治療

症状の程度に応じて以下のような治療が行われます。

急性膿胸

胸膜腔にドレーンというチューブを挿入してたまったを排出する胸腔ドレナージを行い、同時に胸腔内の洗浄も行います。

加えて、培養検査の結果から特定した細菌に有効な抗生物質を投与します。

慢性膿胸

膿胸は発症から時間が経過すると胸腔ドレナージだけでは症状を改善させるのが難しくなるため、慢性膿胸の治療では以下のような外科的手術が必要となります。

また、慢性に移行すると難治性になる可能性があるため、急性期でも抗生物質や胸腔ドレナージの効果が不十分と判断した場合は、手術をすすめることがあります。大半の場合は胸腔鏡手術が行われ、短時間で終わります。

胸郭成形術

胸壁を成形し、膿胸腔を小さくしたり(ふさ)いだりする方法です。

開窓術

肋骨(ろっこつ)を数本切除して胸腔を開放し、ガーゼなどを詰めて膿胸腔を洗浄する方法です。洗浄した後は、連日ガーゼ交換を行う必要があります。

肺剥皮術(はいはくひじゅつ)

フィブリンによって形成された被膜を肺から切り離す方法です。膿や胸水を取り除き、肺の拡張を促すことができます。

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