治療
臍帯ヘルニアでは、飛び出している臓器をお腹の中に戻すための手術が必要となります。
臍帯ヘルニアは、低体温症や脱水などが進行したり、感染症を引き起こしたりする危険性が高い状態のため、飛び出している臓器を速やかに保護する必要があります。手術は出生後24時間以内に行うのが理想ですが、飛び出している臓器が大きい場合には、1度の手術で全ての臓器をお腹の中に戻すことは困難です。そのため、数回に分けて少しずつ臓器をお腹の中に戻していく“多期的修復術”が選択されます。
なお、肝臓など飛び出している臓器が非常に大きい場合や生まれつき心臓の病気などの形態異常を伴う場合は、赤ちゃんが手術に耐えることが難しいこともあります。その場合は、生後早期の手術はせずに、飛び出した臓器を保護しながら体の成長を待って手術を行う“保存的療法”が選択されます。
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