症状
体外に出ている臓器の範囲や個数によって重症度は異なりますが、重度な場合には腸、胃、肝臓など多くの臓器が体外に突出します。これらの臓器は、腹膜や羊膜といった厚い膜で包まれており、膜が破れると空気中に晒されてしまうこともあります。
体外に突出した臓器からは水分や体温が奪われやすく、脱水や低体温症、細菌感染が起こるリスクが高いため、適切な対処や治療が遅れると命に関わるケースも少なくありません。また重症な場合には呼吸器に異常が生じるケースもあります。
なお臍帯ヘルニアは、ほかの臓器の形態異常や染色体異常を伴うケースが多いとされています。具体的には小腸、心臓、腎臓の形態異常や、ダウン症候群や18トリソミー症候群といった染色体異常などが挙げられます。
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