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臍帯ヘルニア

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原因

赤ちゃんは子宮の中において、胎児期早期の段階(胎生3週の終わり頃)でお腹の壁が形成されることになります。お腹の壁の形成には「中胚葉」と呼ばれるグループに分類される細胞が重要です。中胚葉に由来する細胞が皮膚に沿って上下左右に伸びていき、臍の周囲で集まり癒合することで壁が形成されることになります。

しかし、こうした癒合過程に異常が生じると、お腹の壁がうまく形成されなくなってしまい、結果として臍帯ヘルニアが発生することになります。中胚葉由来細胞の上下左右の伸展・癒合過程の中でも、どの部分で形成異常が生じるかによって、「臍部型」、「臍上部型」、「臍下部型」にそれぞれ分類されます。

臍帯ヘルニアが生じる原因としては、完全に解明されている訳ではありません。臍帯ヘルニアには染色体異常(13トリソミー、18トリソミー、21トリソミーなど)が合併することもあり、遺伝子の関連性も疑われることもありますが、明確に同定されているものはありません。なお、妊娠期間中に母体がアルコールやタバコ、薬剤(SSRI)を摂取している場合、臍帯ヘルニアを有する赤ちゃんが産まれるリスクが高まるとの報告もあります。

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