検査・診断
自己免疫性膵炎では、腫瘤を形成するため膵がんとの鑑別が重要になることがあります。そのため、エコー(超音波検査)やCT検査といった画像検査を行うことが必要です。
超音波内視鏡(EUS)などで精査したうえで、EUS-FNA(超音波内視鏡下穿刺吸引法)で細胞を採取して、がんではないということを鑑別することが大事なポイントになります。典型的な所見としては、びまん性(病変が広範囲にわたること)に膵臓が腫れていて、なおかつ造影CTでカプセル状に皮膜が被っているような構造があれば、画像からだけでもほぼ自己免疫性膵炎であると判断することができます。その他、血液検査を行いIgG4が高くなっているか確認します。
医師の方へ
自己免疫性膵炎について
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