原因
人の遺伝子情報は、ヌクレオチドと呼ばれる物質がいくつも連なって構成されたDNAに含まれています。DNAが日光にさらされた場合、ヌクレオチドの構造に変化が生じます。変化したDNAは正しい遺伝子情報を有しておらず、遺伝子に傷が入った状態であるといえます。しかし、人にはDNAの傷を修復するための機構が備わっています。そのため、たとえ日光の影響を受けても、もとの正しいヌクレオチドへと置き換えられます。色素性乾皮症は、このDNAの傷の修復がうまくいかずに傷が残ることで発症すると考えられています。
色素性乾皮症は遺伝性の疾患で、常染色体劣性遺伝という形式で遺伝します。色素性乾皮症にはA-G群およびV型の8種類がありますが、すべての原因遺伝子が解明されており、たとえばA群の遺伝子は22対の常染色体のうち9番目にあります。
常染色体劣性遺伝では、少なくとも両親が病気の保因者であることから、その子どもに病気が発症します。日本人はA群の保因者が100人に1人という高い割合で存在するため、XPA群の頻度が高くなってきます。
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赤ちゃん 太陽光 紫外線 影響
生後4ヶ月の赤ちゃんです。 新生児の頃から日中はリビングで過ごしているのですが、 赤ちゃんのベッドが置いてある位置から赤ちゃんが左に向くとちょうど 約2メートルほど先に南向きのモザイク?すりガラス?の様な窓があります。 今まで夏の間はこの窓から直射日光がさしたり眩しいなどとゆう感覚があまりなく カーテンをずっと開けたままでした…。 秋も近づき太陽の位置が夏場と変わり日差しが窓から入ってくるようになり、 初めて 赤ちゃんにとって 左に向いた時に視界に入ってくるこの窓の光は眩しすぎたのではないか… 直接太陽などを見ていないにしても紫外線の影響などあったのでは…と、 不安になってきました。 光があった方が良いかなと、勝手な自己判断で 赤ちゃんに紫外線を浴びせていたと思うとつらくて…。 赤ちゃんは特に日焼けをしている印象はありません。 全身の肌の色は均等です。 今のところ 追視したり私が顔を近づけると笑ったりします。 今まで4ヶ月間のこの窓からの光と 直射日光が当たる環境ではないにしろ、 紫外線が赤ちゃんに与えた影響は 大きいのでしょうか?皮膚ガン 白内障 失明の原因になったりしますでしょうか?
日光湿疹の改善
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