症状
色素性乾皮症では、日光に当たると皮膚にさまざまな症状が現れます。症状の重症度は病気のタイプにもよりますが、皮膚が赤くなったりしみができたりします。また、皮膚がんを生じるようになります。耳の聞こえがはっきりしない、体のバランスが取れずに転倒しやすいといった神経症状を呈する方もいらっしゃいます。
日本人に多いA群の患者さんは光線過敏症状が重く、生まれてすぐから激しい日焼け症状が現れます。ほんの少しの外出でも顔が真っ赤に腫れてきて、白目部分まで充血してしまうほどです。A群では、言葉が不明瞭になる、体のバランスが取れなくなる、といった神経症状も出現し、10歳を過ぎたころから神経、知能、身体とあらゆる面で症状が悪化していきます。
同様に日本人にみられることの多いV型については、日焼け反応はA群のようにはっきりしませんが、10代のころからシミが多く現れます。また、V型は他のタイプと同様皮膚がんを発生しやすいことが特徴です。
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