治療
一般的な血栓性静脈炎の場合、自然と治ることが多いですが、痛みを緩和するために鎮痛剤や湿布などの外用薬が使用されることがあります。
また、病変が大きな場合には、大きな血栓が形成されている可能性があるため、抗血小板薬や抗凝固剤を用いて血液の凝固を防ぐための治療が行われます。
発症の原因が静脈瘤による場合、根本的な治療は静脈瘤の切除であり、がんや腎炎、肝疾患などが原因として血栓が形成されている場合には、それらの治療を並行して行う必要があります。
一方、上行性血栓性静脈炎の場合、深部静脈血栓症や肺塞栓症に移行することがあるため、早急な治療が必要です。治療の第一は手術による血栓の摘出であり、強力な抗凝固療法を同時に行うこともあります。
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