種類
従来から血管腫と呼ばれているものには、血管腫と血管奇形があります。
血管を形づくる血管内皮細胞の増殖がある場合は血管腫と呼ばれ、血管内皮細胞の増殖がなく、血管が異常に集合しているものが血管奇形と呼ばれています。
血管腫
血管内皮細胞が異常に増殖したものです。病変は時間の経過とともに増殖し、ピークを迎えたものは縮小して消失することが一般的です。
ほとんどが乳児性血管腫で、従来はいちご状血管腫と呼ばれていたものに相当します。胎生期に増殖ピークを迎える先天性血管腫と呼ばれるものもあります。
血管奇形
血管が異常に集合して固まりになったものです。血管腫と異なり血管内皮細胞が増殖したり縮小したりすることはなく、治療しなければ消失することはありません。
集合する血管の種類によって毛細血管奇形、静脈奇形、リンパ管奇形、動静脈奇形があります。
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