治療
過活動膀胱の薬物療法では抗コリン薬、β3作動薬などの薬を使用します。いずれも膀胱の筋肉が過剰に収縮するのを抑えるはたらきや、膀胱の下流である尿道を広げやすくするはたらきをもっています。
男性で前立腺肥大症が原因と思われる過活動膀胱に対してはα1遮断薬などが用いられます。
上記の薬物療法と併せて生活指導(ダイエット、水分やカフェインを取りすぎない、早めにトイレに行くなど)、膀胱訓練(トイレを少し我慢する)、骨盤底筋訓練(排尿に関わる筋肉を鍛える体操)、低周波電気刺激装置による骨盤庭筋を刺激する治療も行われます。
これらの治療を行っても症状の改善がみられない場合には、ボツリヌス療法や仙骨刺激療法といった手術が必要となることもあります。
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