かかつどうぼうこう

過活動膀胱

最終更新日:
2021年03月12日
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2021/03/12
更新しました
2017/04/25
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原因

膀胱に尿がたまり膀胱の容積と圧力が増加すると、膀胱の知覚神経が感知し、その情報が脊髄(せきずい)を通って大脳へ伝わります。このとき、排尿できる状況であれば、大脳で意識的に尿の出口を調節する筋肉(尿道括約筋)を緩め、同時に自律神経系が無意識的の中で膀胱の筋肉を収縮させることによって、排尿が起こります。つまり、排尿はたくさんの神経や筋肉が連動することで初めて正常に行われるのです。これらのどこかで異常が生じると、過活動膀胱などの排尿のトラブルが起きます。

過活動膀胱の原因は、神経系の異常で起こる神経因性過活動膀胱と神経系の異常とは関係なく起こる非神経因性過活動膀胱の2つに分けられます。

神経因性過活動膀胱

脳出血脳梗塞などの脳血管障害、パーキンソン病などの神経変性疾患や外傷などにより、脳と膀胱の筋肉を結ぶ神経の回路に障害が生じて起こります。

非神経因性過活動膀胱

男性の膀胱の下流にある前立腺という臓器が腫大して尿道を圧迫したり膀胱を刺激したりして排尿をじゃまする病気(前立腺肥大症)や、女性の出産や加齢によって子宮、膀胱、尿道などを支えている骨盤底筋と呼ばれる筋肉が弱くなった場合などに起こります。

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