遺伝性球状赤血球症では、支持的な治療法として、正常より多くの量が必要となる葉酸を経口で補充します。
また、脾臓での溶血は、遺伝性球状赤血球症の症状を起こすうえで重要な過程です。そのため、溶血や貧血に伴う症状が高度な方や、これらの症状が軽度でも胆石が認められる方などでは、脾臓を外科手術によって取り除く脾摘(ひてき)が治療法となります。脾摘後は感染症に対して抵抗力が弱くなるため、脾摘の前にワクチン接種を受けることが推奨されます。
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