症状
那須・ハコラ病の症状は、20代以降に生じることが多いです。初期には長管骨(四肢の骨)に関連した症状が見られることが多く、骨痛を伴い、病的骨折を反復します。
骨の障害は年数を経るにつれて徐々に進行し、骨の強度が低下する骨粗しょう症を発症します。この場合、軽微な外力でも骨折するようになり、骨が変形することもあります。
30代になると、神経に関連した症状も見られるようになります。具体的には、性格の変化、判断力や集中力の低下などが挙げられます。物事を論理的に考える力や記憶力にも障害が生じ、対人関係に問題を引き起こすこともあります。また、けいれん発作を起こすこともあります。
さらに病気が進行すると、歩くことができない、食事や排泄などを自分ですることができない、といった状態になり、日常生活が困難になります。40~50代頃になると寝たきりになり、誤嚥性肺炎をきたすこともあります。
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