症状
酒さによる症状は、顔のなかでも鼻や頬、顎、額などに見られます。症状のはじまりは周囲の皮膚と比べて頬や鼻などが淡く赤くなります。
初期段階では皮膚の盛り上がりはなく赤みが目立ちますが、症状が進行すると毛穴の部分が小さく盛り上がりを示すようになります。
さらに、鼻においても皮膚の盛り上がりが起こることがあります。鼻の盛り上がりは、女性よりは男性に起こりやすい症状です。鉄腕アトムに出てくるお茶の水博士の鼻が、鼻瘤と呼ばれる酒さの重症型ですが、日本人での頻度は少なめです。
皮膚の赤みや盛り上がり以外にも皮膚の火照り(burning)を感じたり、ぴりぴりとした軽い痛み(刺激感:stinging)を感じたりすることもあります。
酒さで見られる症状は、1日のなかで変動することも特徴です。原因に挙げたような増悪因子があると、症状が悪化することがあります。
さらに、酒さでは目の症状を自覚することもあります。具体的には目の乾燥感、しばしばした感覚、目の充血などです。
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