原因
酒さの原因は、まだ完全に明らかになっているとはいえません。遺伝的な要因や環境因子が複雑に関与していると推定されています。
毛細血管が広がり、通常よりも多くの血液が流れることから酒さの症状は現れます。そのため、毛細血管が広がることを促進するようなことが、酒さの症状が悪化する因子であるといえます。具体的には、以下が挙げられます。
- 辛いものなど刺激物を多く摂取する
- アルコールやカフェインを多く飲む(このことから酒さという病名が付いたようですが、あまりお酒を飲まない方にも多いのが実情です)
- 寒暖がはっきりした環境で長時間過ごす(特に寒冷曝露が悪化因子)
- 太陽の光を長時間浴びる(紫外線が悪化因子)
- 感情が高ぶる状況
- 過度の運動
- ホルモンバランス異常(更年期のhot flush に伴うことも)
- 喫煙習慣
など
また、皮膚の症状が気になるあまり、ファンデーションで症状を隠し、それを落とすときのクレンジングで症状を悪化させる可能性もあるかもしれません。
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