ひこうつうせいすいとうしょう

非交通性水頭症

同義語
閉塞性水頭症
最終更新日:
2024年05月29日
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2024/05/29
更新しました
2024/05/10
更新しました
2020/03/06
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治療

非交通性水頭症では、原因や症状に合わせて次のような治療が行われます。

シャント手術

脳室内にたまった脳脊髄液を体のほかの部位へ排出させる経路を作る手術で、一般的に行われるのは“脳室―腹腔シャント(V-Pシャント)”です。この方法では脳室と腹腔(腹膜で囲まれた腹部の空間)を細い管でつなぎ、脳脊髄液を腹腔内に排出させます。

小児の場合は、身体の成長に伴って脳室や腰椎と腹腔を結んだ管の長さが足りなくなるため、成長段階に合わせて再手術を行う必要があります。

また、シャント手術は、生後間もない頃や低出生体重児などに行うと大きな負担となるため、手術に耐えられる体力がつくまでは、脳室とつながったバルブを頭皮の下に埋め込み、適宜そこから脳脊髄液を人工的に抜き出す治療が行われます。

第3脳室底開窓術

頭蓋内に内視鏡を挿入し、第3脳室の一部を拡張することで脳室内の脳脊髄液の流れを改善する治療方法です。主に中脳水道狭窄症などに対して行われる治療で、シャント手術よりも体への負担は少ないとされています。しかし、1歳以下で手術を行った場合の成功率は半数程度であり、シャント手術のタイミングを逃さないよう注意する必要があります。

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