検査・診断
食中毒が疑われたときは、次のような検査が行われます。
血液・尿検査
体内の炎症の強さや脱水また肝機能や腎機能の有無を調べるために血液・尿検査を行うのが一般的です。重金属による食中毒が疑われる場合は体内のイオン濃度などを調べる検査が行われます。
画像検査
腹痛、下痢、嘔吐などは食中毒以外にもさまざまな病気によって引き起こされる症状です。そのため、レントゲン、CTなどの画像検査でそれらの症状を引き起こすほかの病気がないか調べることがあります。また、画像検査では腸の炎症に伴うむくみや損傷の程度などを調べることもでき、食中毒の重症度評価にも役立ちます。
便培養検査
便を採取して便の中に潜んでいるウイルスや細菌の正体を特定する検査です。食中毒の確定診断に必要であり、治療方針を決めるうえでも重要な検査となります。
また、ノロウイルスやロタウイルスなどは、採取した便で簡易的に感染の有無を判定することができる検査キットも広く用いられています。
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