予防
食中毒を予防するには、細菌、ウイルス、有害物質などが付着した飲食物、自然毒が含まれる食材を口にしないことが大切です。
予防の3原則は細菌などを“つけない”“ふやさない”“やっつける”ことです。調理前や食事前の手洗いと手指消毒、調理器具の衛生管理、調理済みの食品はすぐに食べる、冷蔵庫の温度管理(冷蔵庫は10度以下、冷凍庫は-15度以下)を徹底するようにしましょう。
また、食中毒を引き起こす細菌やウイルスの多くは熱に弱い性質を持ち、通常75度1分の加熱で死滅しますが、ウエルシュ菌は100度4時間以上、ボツリヌス菌は120度4分以上の加熱が必要です。肉類はしっかり中まで火を通し、貝などもできるだけ火を通して食べるようにしましょう。
ボツリヌス菌は「乳児ボツリヌス症」を起こすことがあり、1歳未満の赤ちゃんにハチミツやハチミツ入りの飲料・お菓子を与えないことが重要です。また、キノコや山菜は自然毒が入っているものと入っていないものの見分けが困難なものもあります。食用と判断できないものは“採らない”“食べない”“あげない”が重要です。
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